初詣で

大晦日の夜が 極まっていく
急かれるように 重ね着をして 
雪だるまになって 人通りの捌けた夜を往く

信号の青は なかなか来ない
見上げれば 16番目の月が
ずっと 私達の上で輝いている

造り酒屋の在る路地へと曲がり
猫坂を上がる時 
ふと あなたが呟いた
「知らない町を 歩くようだ。」
現実的なあなたの口から
感覚的な言葉がこぼれた
ぽかんと あなたの横顔を視た
あなたの瞳が 闇を泳いでいた

知らないあなたが 横を歩いている
いつもの身体に 違うあなたが入っている

そっと 手をつないだ
ぽっと あなたに灯が燈った
新しい年が 舞い降りた

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