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初詣で

大晦日の夜が 極まっていく 急かれるように 重ね着をして  雪だるまになって 人通りの捌けた夜を往く 信号の青は なかなか来ない 見上げれば 16番目の月が ずっと 私達の上で輝いている 造り酒屋の在る路地へと曲がり 猫坂を上がる時  ふと あなたが呟いた 「知らない町を 歩くようだ。」 現実的なあなたの口か…
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ふたりの周期

もう 駅の灯りが視えてきたよ もっともっと なにか 話していようよ さよならのスレスレまで ずっと 手をつないで 急いで 急いで “ありきたりじゃないの 変わったおもしろいの“ じゅもんみたいに 呟いてる がんばれ がんばれ 飛んできたのは やっぱり 『リンゴ!』 そう そこからね 焦る…
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うたた寝のゆくえ

うたた寝は いつも確信犯 ふとんより ソファーが心地いいって。。。 眠る気まんまん 窓ガラス越し 真夜中の四ツ角公園は、 主役のはけたステージ。 街灯に照らされた中央を、 湿った風が渡っていく。 ヒーローもヒロインも  瞳を閉じて夢をみている。 遠く 水田で蛙が喉を鳴らしている。 木の葉が風と遊ぶたん…
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おぼろげな月

夕暮れと呼ぶには まだ 見通しがよすぎる街の みずいろの空に 投げ上げたみたいに 「視えすぎだよ…」と つぶやいてみる そのくせに 折にふれ見上げては たしかめる 足踏みの信号の向こうに あおられている葉の向こうに はじっこ欠けているくせに  やけに堂々として うすっぺらいくせに  ちっとも 儚くはなくて …
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ねむれないまま夜はふけて。

灯りを消して 瞳をとじると、 今日いちにちが さんざめくよ。 朝 早く、 おかあさんの自転車で、 ゆらゆら揺られてたおとこのこ。 やわらかそうな髪の毛が、  ぴん!って、  空に向かって立っていたよ。 若くてかわいい女の子たちは、 ぐるぐる巻きのマフラーに 顔を埋めてみえないよ。 カードを入れてドアを開…
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