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冬のともしび

休日の陽だまり スマホを片手に とろとろと夢をみていた パンパンと矢継ぎ早の破裂音して まどろみから引き戻される 日は傾いて すっかり夕間暮れ ベッドから降りれば 裸足の足がつめたい 遠く山のふもとで 誰かが 空へ灯を投げ上げている ああ 粋だな 冬の花火だ 三日月の空に 菊華の切り絵が貼られて また 塗りつ…
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逢いたい

昨日より5℃下がった夜に 街灯の灯り 白く儚(はかな)い 洗い桶に張った水に 葉ぶりのいいホウレン草を沈めると ぴんっ!と緊張した顔で わたしを見上げた気がした 手を浸すと 母の冷えて赤くなった手が ふわっと甦(よみがえ)る いつも忙しく働く 丸くちいさな指先が はやく私に触れてくれないかと 傍らで 見つめ…
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冬の童話。

きまぐれに降り立って、 ゆっくりな電車に乗り換えてみる。 扉は 急ぎ足の電車を見送るため、 いつまでも ぼっかり開いたまんま。 買い物ふくろも カバンも、 思い切り並べて置いて、 手足を伸ばして座ってみる。 シートは、人気のない映画館だ。 褪せた色で おもいきりよく ひろがっている。 幕が開いて、 ほわほわパ…
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