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時と在ること

むかしむかしの話を聴きたがるのは おさないこども 過ぎ去った彼方を懐かしむのは 時を積んだおとな 走っているのは 現在(いま)を渡る彼と彼女 こどもとおとなの真ん中すすむ それは 右へ右へとじぶんで巻く ゼンマイ仕掛けか それとも 遠い宇宙から送られる 間違わない時計か だれも持っている時間 数字…
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降りしきる交差点にて

時計を 視ている 時計を 見上げている 降りしきる雨の交差点で 電光掲示板を 眺めている 時間は たじろいだりしない 時折 にじんでぼやけても… それぞれの時にリンクして わたしたちを はこんでゆく 時計を 視ていた 時計を 見上げていた 降りやまない雨の交差点で デジタルが刻む時を…
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ちいさな 鼓動

いちばんあたらしかった昨日までが 後ずさり 遠ざかっていくよ 本立ての8月号は もぅ 色褪せているよ 団扇も わすれものみたいに じっと 静かにしているよ サンダルも 隅っこで 所在なさそうに ぼんやりしているよ はんぶん置き去りのワタシを抱えて 取り急ぎの 今じたくを あどけなかった …
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夏の記憶

「いつになく よく眠れたよ」 って 雨音がすきなあなただから きっと 落ち着いたんでしょう それにしても 加減を忘れたように 降るから 画面のテロップに とまどうばかりで いつだって 空模様は占い 当たってみたり はずれてみたり おみくじのように なんど…
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おもいで はらりと舞いあがる

あちらにも  ほら こちらにも 川吹く風に あそばれる 白い片の紙ふぶき 幾々も 幾々も ヒメジョオンの蔭にしずんでは 風に見つかり 舞い上がる 風にさらわれ 巻き上がる くれよんで 書いたこともあったのに 網で 追ったものだのに 娘と 唄ったものだのに いつから みえなくなったんだろう…
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忘れたふりの できるまで

いつもな、 そのとき そのとき いっしょうけんめい かんがえたんよ でもね、 足らなかったとこも いっぱい できなかったことも いっぱい もぅ わすれちゃった なんだか もぅね 想い出せないんよ。。。 “ありがとう”をたくさん “ごめんね”をたくさん 想い起こしては 言うわたし そのたんび …
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雨じたく

急ぎ足で 電車がすべっていく ロールアップされたフィルムを くるくる くるくる ほどくように 窓の外 なにもかも ながれていく 水を張った鏡田のなか  世界が くっきりと映っている 雲も 木々も 飛んでいく鳥たちも 水のスクリーンに なにもかも 映り込んでいる   そこにいる私は 元気かな うまく 笑えて…
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おぼろげな月

夕暮れと呼ぶには まだ 見通しがよすぎる街の みずいろの空に 投げ上げたみたいに 「視えすぎだよ…」と つぶやいてみる そのくせに 折にふれ見上げては たしかめる 足踏みの信号の向こうに あおられている葉の向こうに はじっこ欠けているくせに  やけに堂々として うすっぺらいくせに  ちっとも 儚くはなくて …
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