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鏡の中のあなた

忘れられる訳がない 花を見ればあなたが居る わたしの食の好みも仕立て方にも いつもあなたが居る あいさつのしかた ふとんの上げ下ろし 部屋の風の通し方 物事の筋の通し方 なにもかも わたしの中にはあなたがいる いつもそばに居てくれる 娘と話す時の わたしの口からこぼれる言葉は どこかで聞いたことがある いつのま…
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逢いたい

昨日より5℃下がった夜に 街灯の灯り 白く儚(はかな)い 洗い桶に張った水に 葉ぶりのいいホウレン草を沈めると ぴんっ!と緊張した顔で わたしを見上げた気がした 手を浸すと 母の冷えて赤くなった手が ふわっと甦(よみがえ)る いつも忙しく働く 丸くちいさな指先が はやく私に触れてくれないかと 傍らで 見つめ…
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ゆるやかに 舵をとる

夕暮れ 「スマホに替えたよ」 って、 八十を追い越した母の声 とどく 晴れた日は 家じゅうの窓を開けて かならず 風を呼んでいた 気配を追えば とりどりに散らかして 静かに 花を生けていた タライをならべ 手洗いをしてから 洗濯機に入れて洗うよに 丁寧に 暮らしを 積んでいた 思い起こせば…
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ちいさな 鼓動

いちばんあたらしかった昨日までが 後ずさり 遠ざかっていくよ 本立ての8月号は もぅ 色褪せているよ 団扇も わすれものみたいに じっと 静かにしているよ サンダルも 隅っこで 所在なさそうに ぼんやりしているよ はんぶん置き去りのワタシを抱えて 取り急ぎの 今じたくを あどけなかった …
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忘れたふりの できるまで

いつもな、 そのとき そのとき いっしょうけんめい かんがえたんよ でもね、 足らなかったとこも いっぱい できなかったことも いっぱい もぅ わすれちゃった なんだか もぅね 想い出せないんよ。。。 “ありがとう”をたくさん “ごめんね”をたくさん 想い起こしては 言うわたし そのたんび …
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晴れた日の フラッグ

窓を開けたら 三角の青空がみえた 屋根と屋根のあいだの 冴えた海いろのフラッグ 今日は きっと 見晴るかす  海原も きらめいているだろう 生まれ故郷の海 見遥かす 母のはじける笑顔 寄せて また帰っていく にほんブログ村 人気ブログランキングへ
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わたしのなかで ふくらんで

想うきもちは どんな カタチをしているんだろう 淡い さくらに似てるかな 澄んだ そらいろしてるかな 紙にのせてみたいけれど あやふやでおぼろげ ことばに代えて しなものに替えて 届けてはみるけれど いつも まだ 贈りそびれのカケラが 隅っこに吹きだまっているよ 大切にしたいものは だ…
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