鳥になるために 雲に隠れそうな 高い高い山の上から 鳥になるために 地面を蹴るヒトがいる 足元に土が無くなって 空に浮かぶ瞬間 なにもかも手放すんだろうな なにもかも地面に置いて 思いきり自由になるんだろうな 色とりどりのとんびの群れが ほわほわと風に乗り旋回する 地面を走る車窓から わたしは見上げ… トラックバック:0 コメント:0 2020年06月03日 続きを読むread more
宇宙の塵になってしまえ! 空を見つめている時は どこかへ行ってしまいたい時だって 空に逃げ場所を探しているんだ ここではない何処かへ 空は広くて自由だから 遠いむかし 空に吸い付いたように 眼を外せないことがあった ここではない何処かへ 心を必死に逃がしていたんだ やがて訪れる別離が怖くて やりきれないことがあるよ 言葉に… トラックバック:0 コメント:0 2020年05月13日 続きを読むread more
とりとめのない話。 みずたまりのなかで、 おおきな ちいさな まるい輪っかが たえまなく生まれていた。 雨が、 みずたまりになじんで とけていく。 そんなくりかえしに みとれたりする。 きれいな まるだなぁ… いくつも いくつも 水鏡に わたしの傘が いっしゅん映って 空だけになった。 乗った時は 降っていたのに、 … トラックバック:0 コメント:5 2012年04月21日 続きを読むread more
春かるた。 「抱きしめてくれて ありがと」 と、 たどたどしく言う娘の ことば やさし。 ふっくらと まるくぬくもり。 言葉に勝れる。 「今日は うちにいるんだって思ったんだ。」 と、 疲れてねぼけまなこで言う娘の ことば うれし。 「おかえり。」 って、 いつもいる かあさんに あこがれたころ。 むすめた… トラックバック:0 コメント:4 2012年04月06日 続きを読むread more
わすれてしまいたいことは。 “忘れてしまいたい” って、 思うのは、 忘れてしまいたいことが まだ 今日と近いところに住んでいるから。 晴れた日に、 洗濯物を干しながら空を見上げたら、 お陽さまがまぶしかった。 青くてひろいところを するすると 飛行船が泳いでいった。 陽だまりのなか、 敷きものをひろげて ままごとをした日が、… トラックバック:0 コメント:2 2012年02月04日 続きを読むread more
たそがれどきは よいとき。 今日も、 そろそろと 日は傾いて、 “たれそかれ?” …… ほどなくして、 みんなの顔もおぼろげになる黄昏時がやってきました。 わたしは ちっとも転んでないのに、 地球はぐるっと回って、 やっぱり 夜はやってきます。 これが 引力の成せるワザ。。。 公園の遊具みたいに、 いっしょに ぐるぐる回るわけはありませんね… トラックバック:0 コメント:0 2012年01月22日 続きを読むread more