取越し苦労

なんにも作れなかったあなたが
「もう 食べられる?」
と わたしを呼ぶ
テーブルに あなた手製の朝ごはんが光っている
すごく長い道のりのようでいて
いつのまにか…の ようでもあって

おいしいね と 微笑んで
おいしいね と うなずき合う

いつか どちらか一人の食卓になる日々も
そんなに遠いことじゃない
そんな時
ふたりで 陽のあたる山々を視ながら
こうして食卓を囲んだこと
何気ない会話で盛り上がったこと やら
いつもの味が広がったなら
きっと よみがえるだろう
心がぬくもり なんとかやっていけるだろう
だから あなたも作れるといいな
あなたはずっと歳上だから
心配性なわたしの 取り越し苦労に違いないけど

永遠じゃない今日が テーブルで輝いている


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