素顔の野菊 (再編)

薄日射す路地を行けば 群れ咲く野菊 いたずらっ子の瞳をして フェンスから顔を覗かせ 服の裾 つかもうと手を伸ばす 冬枯れの野に入れば 素顔の野菊 支え合いもつれ合い 冷えた土に横たわり 流れる雲を 眼で追っている 居たたまれず いくらかを手折り持ち帰り ガラスの瓶の水に挿せば 慣れない部屋に惑って ひ…
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