大地の夕暮れ


目覚めて眠る
絶え間ない循環 
水槽で暮らす熱帯魚のあぶく

こころが揺さぶられる
澄み渡るには
極々シンプルなことだ と
そんな扉の前に立っている

一面のススキが原で 夕暮れを待つ
雲間から光が射した瞬間
辺りは黄金色に輝き
もう
なにもかも許された気がした

技術の進歩はめざましく
眼を瞠るけれど
心が洗われるのは
そんな瞬間しかない気がする

咲誇る花がはらはらと散るとき
芽吹いた葉が燃え尽きて土に還るとき
陽が昇るとき
陽が隠れるとき
星が瞬くとき
私たちの手が届かない領域

瞳に貼り付いている諸々から
解き放たれるのは
自然の成り立ちに触れる時なのだ と
ちっぽけな私は
夕陽に照らされ 泣きそうになりながら
夢中でシャッターを切っていた


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