夜明け前の夢


明け方にみた夢は
駅のホームからだった

あなたの声は受話器の向こう
「ごめんね ごめんね」と 二度繰り返してぷつんと途切れた
発車の電子音とアナウンスが 後ろでけたたましかった

そんな物語は最近は視ていないな 
わたしの意識はどこに在るんだろう
あなたの顔が やたら鮮明に浮かんでいた
膝をかかえて丸くなって もうしばらく眠ろうとして
まだ明けやらぬ障子のマス目を視ていた
ホームに敷き詰めたコンクリートに似ている

生きることは果てしないな と思う
一両目に乗ってレールを見据えれば
希望を感じ
おしまいの車両でうたた寝をすれば
途方に暮れる

あなたは今 どこに佇んでいるんだろう
あなたのことが気にかかり
ひさしぶりの手紙を書いた
空の青さを切り取って
木の葉のようにいっしょに入れた


にほんブログ村 ポエムブログ 日常詩へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

ブロトピ:今日のブログ更新

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント